今回も引き続きTwitterの「広告マネージャ」についてお話します。
前回は広告マネージャのトップ(デフォルト)画面についてですが、今回は特定キャンペーンを選択した場合の広告マネージャ管理画面についてご紹介します。
ちなみに先日、Twitter社から2017年2月6日週に広告マネージャに完全移行する予定だと周知がありました(前回ブログでは2017年1月中旬予定と報告しましたが若干伸びたようです)。
そして移行後、ついに旧管理画面は使用できなくなるとのことですのでご注意ください。
さて前回ブログから一週間がたって、私も多少は広告マネージャに慣れてきた感じがします。自分なりに管理しやすい使い方を模索してきました。今回お話する内容が、最も利用頻度の高い使用方法ではないかと思いますので、是非、参考にしてください。
広告マネージャ(キャンペーン指定)画面の概要
広告マネージャ(キャンペーン指定)画面に移動するためには、広告マネージャのトップ(デフォルト)画面から任意のキャンペーン名(①)をクリックします。
すると以下のような広告マネージャ(キャンペーン指定)画面に移動します。
基本的な画面構成は広告マネージャのトップ画面と同じかと思いますが、大きな違いは
(1)グラフ … ② 【大幅改善】
(2)履歴 … ③ 【新規機能】
になります。この「グラフ」と「履歴」が実に便利です!
グラフは、(多分)全てのレポート項目が対象となっています。
履歴は、誰が・いつ・どこを・どのように変更したかのログが残ります。
広告マネージャ(指定キャンペーン)画面の「グラフ」について
以下の画面例ですと、グラフ化が可能な項目は「結果」「結果あたりのコスト」「ご利用金額」「インプレッション」「ツイートのエンゲージメント」「フォロー」「フォロー解除」の7項目(④)となっています。
これはレポート項目(⑤)と一致しています。
このレポート項目は、フォロワー獲得のキャンペーン用に「データのカスタマイズ(⑥)」により作成したものです。
これまでは日別レポートを出力し集計することでKPIとなる数値の傾向を把握してきましたが、広告マネージャ画面のグラフで確認できるようになったことで、いち早く誰でも簡単に悪化傾向を察知でき、改善施策を検討することが可能になります。
また「共有」(⑦)を活用することで、同じ画面(レポート項目がカスタマイズされた状態)が他ユーザに共有(※)できるため、日別レポートの作成の手間も省けそうです。
これは非常に大きな工数の削減が期待できそうです。
(※)該当する広告アカウントにアクセス権限のあるユーザのみに共有可能です。
広告マネージャ(指定キャンペーン)画面の「履歴」について
履歴は「履歴」タブ(⑧)をクリックすることで確認できます。履歴項目は「更新日時」「タイプ」「アクティビティ」「説明」「変更者」の5項目です。
使い方としては、次のようなものが想定されます。
(1)異常が発生した場合、その責任の所在が明確になる
(2)異常が発生した場合、いつ・どのような設定が原因か判断しやすくなる
(3)広告効果に改善(または悪化)が見られた場合、どのような設定が影響したか確認でき、以降の運用ナレッジとして蓄積できる
履歴としてエクセルなどで管理していた運用担当者もいたかと思いますが、そのような手間が一切なくなります。
運用分析と工数の削減が期待できそうです。
(現時点での)私がお勧めする広告マネージャの使い方
広告マネージャ(指定キャンペーン)画面が非常に便利なので、この画面をベースにすると良いと思います。
よって
(1)キャンペーンは1つのみとして、広告グループ主体の設計にする
(2)レポート項目は、キャンペーンの目的にあわせてカスタマイズする。KPIとなる項目は必ず上位表示されるようにする
(3)可能な限り数値報告は「共有」にて行う
(4)キャンペーン終了後、広告効果の改善(悪化)がみられた時期に変更した設定を確認しナレッジとして保存する。次回キャンペーンで検証できると更に良いですね。
皆さんも是非、試してください。
次回は「キャンペーンの作成方法」について共有したいと思います。
投稿Twitterの新しい『広告マネージャ』のご紹介(第2回目)はTorchlight Inc.の最初に登場しました。