2. Sherpa 新機能 Creative Asset Automation(C2A)のご紹介 ( 第1回 )
(1) C2Aはクリエイティブの組合せ作成工数を削減 ( 第1回 )
前回はC2Aに関して、まず現状のクリエイティブテストの問題点、C2Aの仕組み・機能のご紹介をさせていただきました。引き続き今回は実際に企業様でこのC2Aをご利用いただき、パフォーマンステストを実施いたしました。その有効性を実際のデータを元にご紹介いたします。さらに配信後に次回クリエイティブ作成に有効なデータを提供するレポーティング機能についてもご案内いたします。
(3) ケーススタディ
では実際に効果としてはどうなのか?という点にもご興味があると思いますので、この度通信販売化粧品会社の株式会社エトヴォス様にご協力をいただきC2Aでのパフォーマンステストを実施させていただきました。
今回の比較分析ではC2A単体の配信ではなく、C2Aを使わないキャンペーンを同ターゲティング・同予算・同期間・同入札で設定し、現状Sherpaで設定が可能な「誘導目的」のキャンペーンで実施を行いました。
C2Aに利用した素材は以下のように、“5画像×3投稿本文×3見出し×3説明文×1CTAボタン×1URL”をアセットに入稿をしました。
図4 C2Aパフォーマンステスト投稿素材
またC2Aを利用しないキャンペーンにおいても同じ投稿素材が配信できるように上記素材を組み合わせて50パターンの投稿を作りましたが、こちらの作成には約2時間以上の時間を要し、設定をする立場としてはかなり時間を費やしたと感じています。
図5 配信結果
結果としては誘導・リーチ共にC2Aを利用する方が高いパフォーマンスとなることが判明いたしました。
※他業種様でのテスト実施においても同様の効果が見られます。
では、要素ごとのレポートはどう見えるのでしょうか?
(4) C2Aの独自レポート機能
図6 Sherpa画面での操作
① Sherpa広告セット一覧内のデータ別内訳より選択
② 見たいアセット種類を選択
③ アセット単位で数値の確認が可能
図7 画像別数値参考例
各要素別の数値は.csvファイルでの出力も可能です。
各要素の効果別数値を見ることができるため、次回キャンペーンへの提案やより良い組合せの提案に活用できます。
これにより誘導キャンペーンに複数の原稿を走らせたい場合は、投稿作成の時間・誘導単価・リーチ率とあらゆる面においてC2Aを利用することでより良い効果が期待できる可能性が高いと感じています。広告原稿の組合せを複数考えるのにも多くの時間を要してしまうことを考えると配信に関わるあらゆるスタッフに時間的余裕を生ませるメリットも大きいですね。
3.まとめ
C2Aに関して現状のステータスを含め以下にまとめさせていただきます。
機能の特長
・ 画像、タイトル、本文などの要素毎に複数入稿することで、自動で組合せ
・ 配信しながらターゲットに合う要素を組み合わせ、パフォーマンスを最大化
・ 各要素レベルでレポートデータを提供
本サービスの利用メリット
・ 自動的に組み合わせて最適化配信することによる広告パフォーマンス向上
・ 大量の投稿作成作業負荷の軽減
・ 大量の広告セットを分割し、ターゲットセットを作成する作業負荷の軽減
・ 要素レベルでの広告効果分析が可能
仕様
・ キャンペーン目的:webサイトクリックのみ(今後、アプリ・CVに対応予定)
・ リンク先本数 :1本のみ
・ レポートは各要素別数字となり、組合せのレポートは不可。
・ プレビューは現状では出せない
・ 画像、本文、見出し、説明、CTA、リンク先の合計数は27本
おわりに
次々と新機能が出てくるFacebook広告ですが、トーチライトはAPIパートナーとしていち早く効果を見出せる新機能を提供していけるように努めさせていただいております。今回のCreative Asset Automation(C2A)に関しましてもベストパフォーマンスに貢献できる機能として提供して参りますのでご興味がありましたら是非ともお問い合わせください。
投稿Sherpa新機能 Creative Asset Automation(C2A)のご紹介(第2回)はTorchlight Inc.の最初に登場しました。